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「おやじカフェ」はアートだ。
「おやじカフェ」。やってはみたが、マスターとゲストのいい歳のおやじが3人で2時間ただ座って時間をつぶす、そんな事になったらどうしようと心配しておりましたが、30名以上のお客様をお迎えできてマスターとして本当に胸をなでおろしています。
河北新報の記事のキャッチコピー「説教させてよ」はそれを聞きたい人間があって初めて出来ることであり、聞きたくない人にとってはただのノイズでしかありません。その回の「おやじカフェ」は話をしたいおやじと、聞きたい、そして思いを口にしたいお客との一体感がありました。その一体感は2時間という時を駆け足ですごせました。
アートという行為がコミュニケーションをとるという事だとしたら、コンピューターのディスプレイの上で文字のやりとりをする事ではなく、フェイスtoフェイスという事がやっぱりコミュニケーションの原点なのだと感じさせた「おやじカフェ」は、ひとつのアートの空間をメディアテークの5番チューブに作りだしたといえるのでは、とマスターとして実感することができました。
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マスター 尾崎行彦(画家・版画家) | ||
fromカフェ研 |
おやじと言えば屋台のほうがぴったりくるし、おでんもラーメンも、もちろんアルコールもなしのカフェに、おやじと話しにいくってどんな感じかなあ、と私たちも心配してました。そしたら、なんと当日はたくさんの若者が3人のおやじたちをそれぞれにとりかかこみ、コーヒーを手に、熱くて、深いやりとりが始まったのです。自然にできた3つの人垣はまるで屋台村のよう(やっぱり?)。それはともかく、おやじでもおかんでも、屋台でもカフェでもなんでもいい!要するにこんな場所が作りたかったんだと実感しました。
・・おやじに脱帽。
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20081109 おやじカフェvol.01
20081109 おやじカフェvol.01
ホスト | せんだいメディアテーク | |
マスター | 尾崎 行彦(画家・版画家) | |
ゲスト | 畠山 敏(畠山敏デザイン事務所) | |
鎌田 雅宏(鎌田建築設計事務所) | ||
カフェの内容 |
キャフェ=カフェ
そこは、一杯のコーヒーでただ憩いを得る所ではなく。
テーブルを囲んだ人々が、「愛」を「人生」を「芸術」をそして「国家」を語り合った空間。今回のカフェは、仙台で芸術・文化・街作りでちょいと遊んでいる「ちょい悪親父(おやじ)」達とテーブルを囲んで、人生や愛や芸術を語り合ってみませんか。悩みごとを相談してみませんか。
デザインのお悩みは◎畠山敏(畠山敏デザイン事務所)
1987年事務所設立。(社)日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)財務委員長・東北地域担当運営委員・宮城コンテンツクリエイターズ協議会代表幹事(MCCA)他。
建築のお悩みは◎鎌田雅宏(鎌田建築設計事務所)
1998年鎌田建築設計事務所代表に就任。JIA日本建築家協会東北支部宮城地域副会長。現在仙台カレッジオブデザイン非常勤講師、創表現研究所estスペースデザイン専攻長を務める。
美術・街づくりのお悩みは◎尾崎行彦(画家・版画家)
アトリエJ(定禅寺通)ギャラリーJ、スタジオJ(南町通り)オーナー。 定禅寺ストリートジャズフェスティバル前実行委員長。 仙台アートシティプロジェクト実行委員長。「J」は大学時代のあだ名「JACKY」からとりました。
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開催日時 |
2008年11月9日(日)17:00−19:00
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参加料200円(ワンドリンクつき) | ||