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「風景に身を置き、食べる」イメージするだけで幸せな気分になれるテーマでお話下さったのは、東京ピクニッククラブの太田浩史さん。会場には「ベイビープレイン」という東京ピクニックのオリジナル・マット(?)が敷かれ、参加者たちは思い思いにベイビープレインの上に座り込んで太田さんの話に聞き入りました。太田さんのお話はまずピクニックの歴史から始まり、その後ご自身が主宰されている東京ピクニッククラブの活動を紹介されました。19世紀後半、鉄道の普及とともに郊外化したピクニック。東京ピクニッククラブでは、反対に都市空間の中にピクニックを楽しめる場所を探し、様々なピクニックを試みてこられたそうです。その後、太田さんのお話に刺激を受けた参加者たちは、グループに分かれて「仙台でピクニックをするなら、どこでどんなピクニックをするか?」というお題に取り組み、各グループが独自のピクニックを考案し、発表しました。ちなみに、建築家であり、東京大学講師でもある太田さんにとって、ピクニックは「お仕事」ではなくあくまで「シュミ」ということでしたが、それにしては詳細な説明&大胆な活動にびっくり。大変楽しいひとときでした。 |