20080921 スタジオ・レクチャーvol.03

シネマテークの“昨日・今日・明日”

     
ホスト spacer せんだいメディアテーク
ゲスト   岡田 秀則(国立東京近代近代美術館フィルムセンター)
spacer    
カフェの内容  
第3回目のスタジオ・レクチャーでは、国立東京近代美術館フィルムセンター研究員の岡田秀則氏をお迎えします。
ちょうどスタジオシアターでは、日仏交流150周年を記念し、普段なかなか見られない古今のフランス映画を特集する「フランス映画の秘宝」が上映されているこの日。映画文化を支えるフィルムセンターやシネマテークと呼ばれる機関の仕事や、映画保存の現場についてお話をうかがう予定です。
spacer    
開催日時  
2008年9月21日(日)14:00−16:00
   

20080824 スタジオ・レクチャーvol.02

「北京を読み解く10の視点 −都市の新しい見方、描き方」

report spacer
新しいタイプの都市ガイドブックでもあり都市論でもある『北京論 10の都市文化案内』を上梓したばかりの松原氏は、このメディアテークの設計をした伊東豊雄建築設計事務所に在籍し仙台に住んでいたこともある。今回、自ら携わった現場で話をすることに感慨と若干の緊張を持って臨まれたとのことだったが、そこに住み、建築を生業としている人ならではの目で読み解く北京の姿とその視点の立て方は鋭く、また、時にユーモラスなものだった。
それぞれの話は松原氏とともに北京を歩き撮影した淺川敏氏による写真を交えつつ行われた。さらに、会場のスタジオaに隣接したラウンジでは、『北京的多元時間』と題された淺川氏の写真を使った映像作品が展示され、テレビなどで流れ続けた競技場だけの北京とは別のイメージへと想像をふくらませてくれた。
今回松原氏によって語られた北京が魅力的に感じられたのは、独創的で確かな視点によって描かれていたからであると同時に、ほころんだ口元からこぼれ落ちた北京への愛が、つい私たちにも伝わったからのように思われた。
  spacer  
    ホスト せんだいメディアテーク 小川直人
spacer    
fromカフェ研  
お茶以外でのカフェの楽しみと言えば、心地よい家具、おしゃれな本、壁に飾られている素敵な絵等々。今回のカフェでは、普段はトレイを置いてコーヒーを楽しむテーブルに設置されたモニターで映像展示が行われ、即興的に机の高低差を活かして配置されたモニターに淺川敏氏が北京で撮影した写真が画面上に表れては消えていきます。映像はレクチャー終了後1週間展示されました。ちょうどカフェをやっていない時のカフェの使われ方ってどんな感じだろうとカフェ研で話していた矢先、そのモデルの一つを示してくれた展示になりました。
     

02_01  02_02  02_03

20080824 スタジオ・レクチャーvol.02

「北京を読み解く10の視点 −都市の新しい見方、描き方」

ホスト spacer せんだいメディアテーク
ゲスト   松原弘典 (建築家/慶応義塾大学総合政策学部 准教授)
spacer    
カフェの内容   今回は、10のキーワードをもとに「いま、そこにしかない北京」をとらえた都市論的ガイドブック『北京論 10の都市文化案内』(発行:リミックスポイント、発売:丸善)を執筆された松原弘典氏をお迎えします。松原氏は、1997年から2001年まで伊東豊雄建築設計事務所に在籍し、伊東氏が設計したせんだいメディアテークにも携わり、しばらく仙台で過ごされたこともあります。その後中国へ渡り、そこに住まい、建築の仕事をしてきた経験から描かれた北京は、マスメディアを通じて私たちが見聞きしているものとは一線を画す姿を見せてくれるはずです。また、世界中で大きく変化し続ける都市に対する、ユーモアと機智に溢れた新たな読解の視点を得ることができるでしょう。
spacer    
開催日時  
2008年8月24日(日)14:00−16:00
   

20080720 スタジオ・レクチャーvol.01

珈琲東東(カフェトントン)

report spacer
大家 好(タジャハーオ/皆さんこんにちは)。僕は東東。今回のカフェのマスター(パンダマスコット)だ。カメラを抱え、世界中の美しい風景、すてきな人々を撮影して歩いているよ。
今回はsmt6階の「写★新世界」展に参上!カフェ当日は展覧会初日でもあり、僕の大好きなコレクターの石原悦郎さんと、写真家で展覧会監修者の港千尋さんをゲストに「カフェ東東」でいろんなお話を聞きました。4つの都市・パリ、ニューヨーク、東京、上海でのお二人の想い出を中心に、作品の買い付けで、当時は数百円程度であった作品が今は200万円になっているとか、今や伝説的存在の写真家との若い頃のこぼれ話などは、面白かったね。世界中を股にかけ撮ってきた僕もたじたじ。でも特に僕の故郷、中国の芸術へ向けるエネルギーにはお二人とも眼を見張るものがあると言っていたのは嬉しかったな。じゃあまた、世界中の写★新世界を見つけに行ってくるぞ!!  再見。
  spacer  
    マスター 東東
spacer    
fromカフェ研  
ニイハオ、私は南南(ナンナン)。朋友(ポンヨウ)・東東を呼びました。コピーがもはや当然の情報化社会の今。そんな時だからこそ人は「コピー」では無い「本物」に出会う喜びを求め旅に出るのではないでしょうか。
今回のカフェも「リアル」な話を求め、遠方からも多くの聴衆にお集まりいただきました。トークの最後には6階の展覧会会場も訪れ、お二人と共に(ヴィンテージも含めた)貴重な「本物」=作品と都市をめぐる濃密な小旅行も楽しむ贅沢なレクチャーとなりました。
     

e69db1e69db102