September 29, 2003

テスト…

テストでござんす。
トップページの左側がぽっかり空いてしまった。
山本山。

Posted by wadm at 06:48 PM | コメント (1)

September 21, 2003

知ってるよ…、カッパン

ブレスト2の中で、
「カッパンのことを知らない一般大多数のかたがたにカッパンとか江川アーカイヴを伝えるとっかかりはなんかないかしら」
とか言いましたが、一般の人がカッパンや活字という語を目にするであろうわずかな機会を記しておくことは、アーカイヴのインターフェイスづくりや活版工房自体の広報に役立つかもしれません。
ほんとにわずかだけどあげときます。

・『銀河鉄道の夜』のジョバンニくん
・映画「海の上のピアニスト」

えー、こんだけ?

Posted by kazy at 08:22 PM | コメント (4)

「活字文明開化」展

東京の印刷博物館さんで、いよいよ
「活字文明開化 本木昌造が築いた近代」展が開催されます。
10月7日から2004年2月13日まで。

軟派な「文字展@smt」と違って硬派な内容ですが、本木昌造・活字復刻プロジェクト(リンク先下のほう)のお披露目も兼ねているので、きっとすごいことになるでしょう。
昨年幸いこのプロジェクトの中間発表を仙台市内で見ることができ、彫師さんが小さな黄楊の木に原字を彫っているところを目の当たりにしただけに、成果が気になります。

Posted by kazy at 08:13 PM | コメント (1)

活字からDTPシステムへ

活字からDTPのシステムへの技術の受け継がれかたは、いろんなところから見ることができますが、私はTeXという組版システムが、カッパンからの技術、コンセプトの継承が色濃くわかりやすいかたちでなされていると思います。
それは開発者のKnuth博士が、TeX開発の際に、組版の歴史を学んだ上で開発したこともあるでしょう。(TeX年表)

理系の人以外にはなじみがないと思われるTeXですが、この前久々にTeXの入門書を見ていて、こんな記事にであったりして、思いが新たになったりしたのでした。コンピュータ関連の本に、活版のことがこれだけ書いてあるのも珍しい。TeXで組んだ文書を見たければ、笹木まで。

「活版印刷とTeX」…神代英俊、長島秀行『TeXの基礎』2002年 ソフトバンクパブリッシング 3ページより引用

「活版印刷とは、出版物の大きさに組まれた枠に1文字ずつに分かれた判子(活字)を並べ、ページ全体を大きな判子として、印刷していく技術です。文字と文字、あるいは文字を記号類の間に空白が必要な際は、「クワタ」(英語のquarterが語源といわれています)と呼ばれる詰め物を挿入しました。手書きの原稿を基に、「スダレケース」と呼ばれる活字棚から活字を拾い集める職人さんを「文選工」といいます。文選工は左手に文選箱と原稿を持ち、右手で活字を拾います。熟練した文選工は1分間に30文字以上を拾うことができるそうです。

TeXで採用されている「ボックス&グルーモデル」は、活版印刷の仕事を模倣することで生まれた技術です。活版印刷における判子がTeXではボックス(箱)と、間に挟む詰め物がTeXではグルー(糊)と呼ばれます。通常の使用においてユーザがボックスやグルーの大きさを意識することはありません。ユーザはTeXの記法を習得しさえすれば、活版印刷並みの品質を持つ文書を作成できるのです。」

Posted by kazy at 07:51 PM | コメント (0)

活字からデジタルフォントへ

活字およびカッパンのシステムが過去の遺物ではなく、現在のDTPやデザインの世界につながっている、ということは常日頃カッパンまわりで言っていることですが、それを体現しているごっついものが朗文堂さんから立て続けに出されています。

古書から新たにおこしたデジタルフォント、フォントの系譜をたどる書籍と、どれもハードですが、活字からのつながりを大事にしているのが感じられます。本を見たい方はどうぞ。

「和字 Revision 9」
『欧文書体百花事典』

Posted by kazy at 07:24 PM | コメント (0)

September 16, 2003

第二回ブレストお誘い

●江川活字アーカイブプロジェクト第二回ブレストのお誘い●

ブレストの第二回を行いたいと思います。
時間は、ちょっと長いですが4時間ほどを考えています。
第一回のまとめはご覧いただけましたか?
今回はあそこで出てきたキーワードが出発点です。
アイデアや、参考資料、などの持込み大歓迎です。


9月21日14:00〜 smt地下活版部屋集合
(20分前から場所づくりをする予定。)

参加者は、
井上さん、原田さん、笹木さん、庄子です。
(斉田くんは予定が入っているため今回は欠席。)

内容
●MOVABLE TYPEの簡単な講習と、weblogの規約づくり(0.5h)
●プレーンストーミング
第一回で出てきたキーワードを出発点に、
さらにアイデア出し(2h)
実行可能な部分の絞り込み・それをスケジュールにおとしこむ(1.5h)

という感じで考えています。
よろしくお願いいたします。

Posted by wadm at 10:01 AM | コメント (0)

September 10, 2003

インターフェイス

参考になるかならないかはわかりませんが、、
こんなインターフェイスもあります。
http://www.lowercasesound.com/

Posted by wadm at 01:19 AM | コメント (4)

September 08, 2003

第一回ブレストまとめ

お待たせしました。第一回ブレストのまとめです。長いです。
のちほどホワイトボードの図の方もアップする予定です。
この中で、実行できそうなアイデアにかんして、ピックアップしていく予定です。

江川活字製造所アーカイブプロジェクト 第一回ブレスト

●日時:2003.9.3(水)17:00〜 smt 地下一階活版部屋にて
●所要時間:二時間
●参加者:笹木さん、斉田さん、原田さん(途中で退席)、庄子

内容(予定)
1. 活動報告、今回の趣旨の説明(庄子)
2. ブレーンストーミング(全員)
3. 簡単なまとめ・今後のスケジュールの確認

内容(詳細)
1. 活動報告、今回の趣旨の説明
○活動報告
weblog形式のプロジェクト進行の補助ツールは、ほぼ完成。ここでプロジェクトに必要な基礎知識を共有するために、ネタだしを行っている。先日(8月9日、10日)にsmtで行われた活版ワークショップの折にこの企画についてのお話をして、興味をもっていただいた方にメンバーに加わっていただいた(原田さん、井上さん)。8月19日には笹木さんと庄子で済谷川さんのお宅を訪ねたが、済谷川さんご一家にも諸事情があって、当初の予定どおり聞き取りを行えていない。今後9月〜12月に本格的な活動を行って、来年1月には完成とまではいかなくても、デジタル・アーカイブとして形が見えるところまでもっていきたい。
○今回の趣旨の説明
できるできないにとらわれずに一度夢を大きくふくらませてみて今後の活動のヒントを見つける。新しいメンバーに大体の流れを理解していただくとともに、積極的に企画案をだしてもらえるような場の設定。

2. ブレーンストーミング
以下に時系列、箇条書きでまとめますが、実際はホワイトボードに書かれたものを見ていく方がより視覚的で把握しやすいので、FTPが使えるようになり次第、写真なり図なりをweblogにアップします。

●媒体
・媒体はデジタル・アーカイブで決定?(原田/以下敬称略)
・smtの予算上、形で残せる物としては実際はデジタル・アーカイブしか選択の余地はないのだが、媒体のみではなく活動といったこともあわせて今回のブレストでは、活字、仙台、といったキーワードで何ができるか考えてみたい。(庄子)
・smtのほかのアーカイブ事業とのからみもある。実際、smtではまずデジタル・アーカイブありき。デジタル・アーカイブ用にデータを作成し他の媒体に転用する、という前提がある。これは館の方針になっている。smtでは江川活字のプロジェクト以外にもアーカイブの企画はいくつか出ているので、そろそろアーカイブ事業をどのように行っていくか、早いところ考えなければならないという話は先日の学芸会でも出たところ。(笹木)

●軸
・コンテンツの軸になるものは何かあるのか?(原田)
・weblogにも載せているが、便宜的に、江川活字製造所の人、物、まち、ということを考えている。
このキーワードにあわせて、例えば人では聞き取りを、物では物品の記録保存を、まちでは仙台という街との関わりを見つけていく、という考え方をしている。(庄子)

●江川さんの物品
・設備や物の保存はどうするのか。(斉田)
・できるできないを別として、考えられるパターンは、
1. あの場所で全保存
2. 他の場所で全保存
3. 他の場所で一部保存
4. 全廃棄
だが、おそらく、1と2は無理だろう。3なら可能かもしれない。ただ、廃棄だけでもお金がかかるものを、たとえばsmtが譲り受けるとしても、活用できなければその廃棄分のお金をsmtが丸ごと抱え込むことになるし……。そのほか、例えば母型だけをsmtにもらってきて、江川活字製造所寄贈という形でもらってきて飾っておくことは可能だが……。恩返しとしてできる範囲のことはしたいが、例えば長岡造形大学の小泉先生が江川活字を保存したいということで動いて、朗文堂の片塩さんらとお話したところによると、江川活字製造所の活字は母型は岩田母型に注文していて、活字自体はオリジナルではないので、物品としての価値はうすいとのこと。東京の活字のオーソリティーが興味を示さないのはそういう理由がある。ただ、この規模でこういった形の活字販売鋳造所は初めてという話を小泉先生がされていたので、システムとしては価値があるのだと思う。(笹木)
・物品としての価値はそういうことだから、記録の際も物品をシステムから切り離して、この活字がとかこの機械がといった解説をくわえるような、図鑑的なつくりはあまり意味のないことだし、それはたとえば東京のメーカーだとかがやればいいことのように思う。あくまで、江川活字製造所が仙台にあってどのような意味をもっていたかを記録していく方に重点をおきたい。(庄子)
○軸として
コンテンツ←→記録

・物品の活用といったことで何かアイデアはあるか。(庄子)
・smtに鋳造機をいただいてきて、江川活字の方にその鋳造機にまつわるお話を、実際に物を見ながら聞けるような企画をたてる。江川活字に限らず、仙台の活字まわりのスペシャリストを呼んで、いろいろお話をきけるといい。たとえばハリウコミュニケーションズ(原田さん所属の印刷会社)の会長。活字や造本などについて、面白い話を聞けると思う。活版ワークショップにそのような要素を入れていく。(原田)
・ワークショップなどで、こまめにファンを増やしていくことが大事。活字を使うことにあまりこだわり過ぎず、間口の広い企画をたてていくといいと思う。smt地下に足を運んでもらう機会を増やして、活字に、まずは環境だけでも触れてもらう。(庄子)
・和とじ本をつくるワークショップなどどうか。(原田)
・活字は手段であっていいのだと思う。先日、銀座のエルメスで行われていた中川幸夫さん(生け花)のインスタレーションを見てきた。ワンフロアに大量のラベンダーのポプリを敷き詰めて、面白い空間構成になっていた。極端な話、作家さんにインスタレーションで使ってもらうといった話もありだと思う。結果、活字や江川活字製造所に興味を持ってもらえるなら。(庄子)

●smt活版まわりの事業展開
○活版ワークショップ

○活版ノウハウ映像

○江川映像(鋳造機の動き)

○現行DTPシステム

上は押さえるべき。全体を考えた上で江川さんのコンテンツをつくっていかないと、そこだけ浮いてしまう。(笹木)
・活版ノウハウ映像関連で。smtの前の活版担当学芸員の佐藤さんが、職人を養成しようとしていた。完璧には無理でも、組版、印刷くらいを自力でできるように鍛える話はあった。(笹木)
・鋳造機は動くのか。(斉田)
・動かない。今年からプロパンから天然ガスに移行しているのだが、江川さんの鋳造機はプロパン対応だから。(庄子)
・プロパンガスをどこからか運んでくれば動かせるかも。(笹木)
・weblogにも書いたように、今鋳造機が動いている映像があるかもしれないのはNHK。(庄子)
・NHKのは、お金がかかるし権利問題が絡んで使いづらい映像だと思うので、あきらめた方がよいかも。(笹木)

●江川のコンテンツに関して今できること
○仙台で活版印刷に携わっていたところをリストアップ
→江川VS江川以外のマップ
○聞き取り候補
済谷川ご一家(諸事情により保留)
ハリウコミュニケーションズ会長さん
印刷工業組合専務理事
○江川さんのおとくいさんをリストアップ
→おとくいさんの声を集める(江川がなくなって……)
参考:山形印刷さんが江川活字のおとくいさんだった
○インクや紙など活字以外の取扱い品のリストアップ
→希望者に配付は不可(このあたりの事情については、笹木さん補足お願いします。)

・先日の活版ワークショップに、以前smtにインターンとしてきていて現在東京の大日本印刷で活字の整理にあたられている方がいらしてたが、彼女に頼んで大日本の活版印刷のシステムを見せてもらうとか……。その方からの情報で近々字游工房(ヒラギノをつくったところ)で見学会があるらしい。(笹木)
・江川さん以外のシステムを比較対象として見ておくのはいいかも。どういう整理のしかたをしているか。(庄子)

●どういうところをコンテンツにおとしていくか
・江川活字さんにまつわるお話を資料として集めていくこと、それからあの空間の面白さを伝えること、その二点をやりたい。ただ、空間については、どういうところが面白いんだろうか……うまく説明ができない。(庄子)
・棚があって物が大量に並んでいるということでは、システムは図書館に似ている。(笹木)

・仙台独自のということであれば、地震にまつわることをコンテンツにおとしていくとか。建物の特徴を集めていく。(地震がきても平気なようにした部分。)(笹木)
・活版印刷が業界のなかで古い技術になりはじめて次への転換をはかりはじめているときに、宮城県沖地震がおきた。ここで被害を受けて、活版印刷を捨ててオフセットに完全に切り替えたところもあれば、活字にこだわった会社もあった。宮城県ではこの地震が大きなターニングポイントになっている。(庄子)
・そのときの写真はないか。(斉田)
・宮城の印刷史にそんな写真があったはず。(庄子)
・母型をおいてある部屋は、完璧な耐震構造になっている。耐震構造について、専門家に見てもらうとか。(庄子)
・仙台建築都市学生会議の学生さんにあたってみては。(斉田)

・インターフェイスは。人物の相関図や、建物の平面図から、いろいろな関係性が見えるようなものだといい。図面をひける人がいれば。あとは活字の配置をキー配列とからめるとか。(庄子)
・こういうのをやっているインターフェイスや情報デザインの専門家はいるのだろうか。(笹木)
・あと3、4年したらできるようになっている予定です。(斉田)
・ほんとうにここはお金をはらって専門家に入ってもらってもいい部分。そういう人を探す必要がある。(庄子)


●今後メンバーでほしい人
○建築オタク(耐震)
○文字おこし要員
○デジタルアーカイブオタク
○情報デザインオタク
(自分がなる!)
(庄子の知り合い関係)
○堀井さん(映像)


※原田さん、斉田さんが時間切れで退席したため、
3. 簡単なまとめ・今後のスケジュールの確認
は行わず。

こんなところでしょうか。
補足、修正等ありましたら、お知らせください。

Posted by wadm at 12:55 AM | コメント (1)

返信

下の原田さんからのメールへの庄子の返信です、


はせべりゅうけい先生について、興味深いお話をありがとうございます。

長谷川りゅうほう先生の遺品は是非一度拝見したいです。
今度また訪ねる機会がありましたら、是非誘ってください。
はせべりゅうけい先生の作品も是非いちど拝見したいものです。


さて、私の方で少し気になった点をいくつか。


まず感想としては、なんでもかんでもアーカイブ、という状況になってきたな、ということです。

きっと今後、smtのまわりで何かをアーカイブにしたい、というお話はごろごろ出てくると思っているのですが、そしていま実際いくつかのお話をちらちら耳にはしていましたが、

従来、デジタル、でなくアーカイブをおこなう場合は、物理的な収蔵スペースや管理の問題があって、物を収蔵する、ことを軽々しくできる状況ではなかったわけです。
(実際自分の部屋でも同じことですが、何か物を増やしたら何かは捨てなければいけない、取捨選択をしなければいけない、、)

で、状況がデジタルアーカイブということになったとき、そういう物理的な制限があってできなかったことができるようになる、なんでもアーカイブにできる、という状況も生まれると思うのです。
(収納スペースが広がったから物をとっておけるという発想、)

で、例えば、そういった雑多な情報もピンからキリまでとっておいて、そういった情報のプラットフォームとしての機能をsmtがはたす、という発想は、あると思うのです。情報ががあっとあってデータベースになっていて検索できる画面がある、というシステム。コンテンツづくりは、外部の人たちががしがしやって、完成度がどうこうという話はしないで、smtはのっけるだけ、というような。

それとは別に、smtがある程度主体的にアーカイブづくりに取り組む、という発想があると思います。smtが提供すべきコンテンツを自館でつくっていって提供する。展示のデジタル版というような。どの主題を、どの切り口で扱うのかについての取捨選択が行われるような仕組み。この場合、基準づくりがまず行われる必要があると思いますが、でももちろん、smtの事業がある意味基準がないような現状で、アーカイブ事業のみに基準を設けるのはむずかしいのでしょうね。

そういう、館の方針もまだできていない状況で、テストケースとはいえフライングでプロジェクトをはじめている不安というのをすごく感じています。館のお金を使っていることですし。ただ当初は、上の話をからめつつ、進めよう、というお話だったはず。このへん、本当にきちんと議論していかないと、江川のプロジェクトでたとえなんらかの成果物ができても、できたものが全体の中でちゅうぶらりんでは、庄子としてもとても心苦しいのです。そのあたり、笹木さん、いかがでしょう。

なので、江川のプロジェクトでさえこころもとない今、めったやたらにアーカイブというくくりでほかのことに手を出すのはちょっと躊躇してしまいます。長谷川りゅうほう先生の遺品に関しては、物がどんなものかまず、見てみていろいろ考えたいです、原田さん。なにせ個人のコレクションですから。。もしかしたら、物によってはsmtではなくほかの館の守備範囲かもしれませんし。



先日、江川活字を訪れた際にあらためて感じたのは、あの、場所に、私は何か感じるものがあるのだなあ、ということです。江川活字のあの空間に私は個人のお店ながら、パブリックな何かを感じているから。文字が人間をつくってきた、読むという行為は人間をある意味人間にしている、それを支えてきたのが印刷文化だとして、それを、直感的に理解できるのがあの空間だと思っているのです。自分が人間にしている文字を読むという日々の営みを支えていた空間。DTPでは、あれほど直感的にわかる、ということを経験できないと思う。。ほんとうに、そこの部分が一番伝えたいことなのですが。。。

というより、そこのところがいえないと、(人間と、メディアとのつながり、という部分、)あまりsmtでやる意味がないとおもうのです。ただ、個人の古いお店を取材する、というだけでは。。そんなものは仙台にいーっぱいあるわけですから。。。


もともと、江川活字がなくなってしまって、貴重な物品を保存しておきたいという小泉先生的な発想からスタートした、このプロジェクト、と思われているかもしれませんが、私はこれらが、それぞれ物品として貴重だ、という意識はあまりありません。
(もちろん、江川活字の方々が考えているように、これがどこかの博物館やらに収蔵されれば、それはそれで幸せな結末と思うのですが、だってそれが済谷川さんご一家が望んでいることだから)


だから、聞き取り、というのもそれが目的なのではなく、その結果、江川活字のパブリックな側面が描きだせればなあ、と思っているのですが、すごく遠回りをしている感覚があります。もっといい方法があるのかもしれない。


日々、そんなことを考えています。難しいですね。。。

Posted by wadm at 12:43 AM | コメント (0)

文字に関する新情報

8/25に原田さんからいただいたメールを転載します。(了承はいただいています。)


こんばんは、原田です

今日、仙台にて書道の分野でご活躍されている
はせべらんけい先生 のご自宅におじゃましてきました

はせべ先生は筆文字と紙というありきたりの書法にこだわらず、
石や木などの素材に文字を彫るなどいろいろな手法を模索しており
あまり偏ったものも見方ではなく、
私なんかから言わせれば「現代美術」的な要素をもっている方です
個展なんかも定期的に開催されています

それで、結論から話ますが、
はせべ先生の師匠であった 長谷川りゅうほう先生の遺品を
(というよりも、単純に譲りうけたものでしょうか、、)
拝見してきたのですが、、、、
これがすごいんです!!

ガリ版という手法になるのでしょうか
ちょっと私も勉強不足でなんともいえないのですが、
昭和初期に1万5千円した本、限定版楷書辞書、1点もの
大正時代の雑誌(これがA2ぐらいのサイズで和とじなんです)
まったくすばらしく美しいものがそのへんにごろごろと
置いてありまして、、、

活字とはまた違った視点なんですが、
仙台・文字・印刷 などのキーワードにつながる
これこそ掘り起こしてアーカイブするべき品々だと思います

はせべ先生も「値打ちのあるものだとわかっていながら
(人に言われていながら)きっかけがなくて、、」と
お話されていました

実はちょっとsmtの活版や文字展、江川活字アーカイブの
話をさわりだけしてまして、
機会があったら皆さんで訪問、物色などしたいと思っています
いかがでしょう、、、


-----原田紀子

Posted by wadm at 12:40 AM | コメント (0)

September 05, 2003

weblogの投稿を

さて、新しいメンバーも加わり、このweblogとブレストというやりとりの方法も出来上がってきたところで、このweblogの運営の方法を少し変えてみようかと考えています。

これまでは、斉田君と庄子に記事をポストする権限があって、ほかの方々はコメントという形をとってきましたが、庄子の当初考えていた方向性はここまでで大体御理解いただけたかと思いますし、もう少し活発なやりとりを期待して、コアメンバーにはパスワードを発行、記事を投稿いただけるようにしようかと。

哲さんがsmtに復帰して、FTPが使えるようになったら、
プチ勉強会を開いて、操作方法など覚えていただいて。

次回ブレスト時に、この件についてもお話しましょう〜


Posted by wadm at 01:51 AM | コメント (8)

フォトコラージュ

それからこんなのを見つけました。

http://www.spacetimedesigns.org/

これぐらいの手法を使えれば、
案外江川さんの空間の記述はできそうという気がします。

Posted by wadm at 01:34 AM | コメント (0)

マンハッタンのコンテンツ

ブレストの時にお話した、マンハッタンの摩天楼と、マンハッタンという都市の様々な情報のレイヤーとのダイナミックな関係性をflashコンテンツに落とし込んだ素敵なサイトです。
(訳がへんですが御容赦を。)
http://www.skyscraper.org/timeformations/intro.html

目次はこんな感じです
Timeformations
Transparent New York
Downtown New York
Midtown New york
Manhattan Timetable
Perspectival Fly-through

森ビルのMID-TOKYO MAPSよりちょっと早くできてるのね。
きっとお手本にしたことでしょう。
地図や路線図好きにはたまらない感じです。

ちなみに地図関係では、
最近出た本で、(…と思ったら出たのは今年3月で7月に第二版が発行されたということらしいです)
神戸芸術工科大学大学院の出版で
『神戸芸術工科大学大学院プログラムデザイン・プロジェクト トーキング・マップ/変形地図』
『神戸芸術工科大学大学院プログラムデザイン論 インタラクション・デザイン・ノート』
(smtナディッフでも売ってました。¥800ナリ)
というのがあって、(まだ斜読みですが)いろいろ事例がでているので、参考になりそうなものがあったら書き込みます。
smtも大きく載っかっています。『トーキング・マップ』の方に「レゴ触地図ワークショップ」、『インタラクション・デザイン・ノート』にはコンセプトが(でもコンセプトブックの範囲をこえる話はあまりでていない)。

Posted by wadm at 01:23 AM | コメント (2)

ブレストおつかれさまでした

昨日9/3(もう一昨日ですね)のブレストおつかれさまでした。
突然のお誘いでしたが時間都合していただきありがとうございました。
(今度は井上さんもぜひ!!)
結果、すごく楽しかった、と思うのは私だけでしょうか???
(庄子のお腹が不安定で御迷惑をおかけしました、、)
まとめはこの土日でやってここに載せますので、しばしお待ちを。
FTPが使えるようになったら笹木さん撮影のホワイトボードの写真も載せます。

普通の打ち合わせではなく、ブレストという形式をとって、
◎可能性に目を向けて、
●できるだけ皆で情報を共有し、
●顔をあわせてしゃべりながら脳を掻き混ぜアイデアを出し、
●すでに出ている問題について深めていく、
ことができれば、と思っていました。

企画が固まるまでこの方法は有効だと思いましたので、
できるだけ時間をみつけていきたいです。
1、2時間では煮詰まっていく一歩手前で終わってしまう感がありましたので、
次回はドーンと時間がとれるといいですね。

第2回は来週、9/13,14,15の三連休あたりでいかがでしょう。
そこで今度はある程度役割分担をして、
宿題を持ち帰るようなところまで進めたいです。
ご都合&議題や進め方の提案など、コメント下さい!!

Posted by wadm at 12:32 AM | コメント (6)

September 02, 2003

第一回ブレストお誘い

●江川活字アーカイブプロジェクト第一回ブレストのお誘い●


庄子です。
午前中にもメールいたしましたが、
江川活字アーカイブプロジェクト、
今後どんなことができそうか、アイデア出しをする会を開きます。


9月3日17:00〜 smt7階集合


参加者はいまのところ、
原田さん、斉田さん、庄子です。
笹木さんも予定では明日smtにいらっしゃるようなので、
加わっていただけるのでは、と思います。

内容
1. 庄子よりこれまでの活動の説明
2. プレーンストーミング
  (できるできないにとらわれずに一度夢を大きくふくらませてみて
   今後の活動のヒントを見つける。)
3. 簡単なまとめ・今後のスケジュールの確認
  (こちらは後日庄子がまとめてweblogにアップします。)


急なお誘いですが、
気軽に手ぶらで来ていただければ幸いです。
では、明日お会いしましょう。
(もう今日になってしまいました。)

Posted by wadm at 11:17 PM | コメント (0)