ふと思ったのですが。。。
江川活字の済谷川さんへの聞き取りを早い時期に進めたいところなのですが、
諸事情により、なかなか先に進みません。
もちろん相手のあることですし、あせっても仕方ありませんしね。
今のうちにできることはなんだろう? と考えています。
1. 今わかっている範囲で、江川活字さんまわりの年表を作成し、情報を整理する。
2. アーカイブについて、情報収集をする。
(館の状況や、ほかで行われているアーカイブ事業について)
3. 協力者をさがす。
(これは済谷川さん以外にも聞き取りに応じてくださる人を探し、
どんどん情報収集することも含みます。)
まだまだできそうなことはいっぱい
です。
・笹木さんがコメントしている、カテゴリー部分のコメント表示に関してですが、
これはすぐなおせるそうなので、なおします。
・検索結果のレイアウトに関しては、ちょっと調べてみて、なおせそうであればなおします。
・FTPは、哲さんが復帰する9月を待つしかないでしょう。(笹木さんも夏休みですし。。。)
昨日、江川活字さんに突撃してきました。
連絡がなかなかとれなかったので、
連絡方法をうかがうために、と、
前に江川活字さんにいただいた高級活版用紙を、
先日の活版WSで参加した方々に使って喜んでいただいたので、
その成果物を見ていただきに、です。
江川活字さんは2度の地震にもびくともせず、まったくの無事でした。
(さすが宮城県沖地震後の対策がばっちり効いているのですね。)
奥さんがいらっしゃって、少しお話をうかがってきたのですが、
閉店の事後処理も6月の30日をもって終了した、とのことで、
これで、法律的にも、江川活字製造所はなくなってしまったとのことでした。
印刷をおこなっていた小部屋はすでにとりはらわれ、
駐車場スペースを広くして活用しているそうですが、
いろいろな物品の廃棄だけにもものすごくお金がかかるそうで、
お話をうかがうだけでも、大変だなぁ、、と。。
今回も紙やインクなど、いただいてしまいました。
あまっている物品はすべていずれは廃棄処分になる運命なのですが、
それよりは誰か使っていただける方に有効活用していただきたい、
との奥さんのお話でした。
わたしたちにできることといえば、せめて物品リストを作成して、
欲しがりそうな人や団体にあたってみることでしょうか。。。
ひとつ、済谷川さんの一番上の娘さんが、
大学時代の論文に活字に関して調べものをした、
(わざわざ東京まで行き、)
というお話をうかがったので、
それを是非見せていただきたいと考えています。
越後妻有アートトリエンナーレにいってきました。
アートがのびやかに息づく現場を久しぶりに見て、すがすがしい気持ちです。
過疎に向かいつつある越後妻有の農村地帯に人を呼び込むためのこのイベントですが、
アート作品が入りこむことで、初めて行くけど見たことがある気がする日本の農村の風景が見事に異化されていました。
…というと主役がアートだったような印象を受けるかと思いますが、
実は主役は前から地元にあった風景や文化や人で、アートは脇役で。
(もちろん風景や文化や人を生かしきるだけの作品の力があってこそ。)
何かと何かを感覚的に繋いで結果的にそれについて深く考えさせてしまうところがアートの優れたところ、と思ってます。
思ってもみなかった思考回路がばしっと開いてしまうような衝撃。
このようなものを見ると単純な私はあの素敵な江川活字製造所の空間をアーティストはどのように料理するだろうか、、と考えてしまうのですが、いかがでしょう? 江川活字製造所を体感してもらう入口として。夢を見過ぎでしょうか。。
江川活字のアーカイブの話をしていくと、どうしてもここにたどりつきます。
活版印刷の技術を、私たちはどのように考え、どのように残すのか。
聞いた話なのですが、
工業デザイナーの故・秋岡芳夫さん(もと東北工大の先生だったそう)が収集した2万3千点を超える膨大な生活用具が、北海道常呂郡置戸町のオケクラフトセンター森林工芸館の秋岡記念館に収蔵されていて、ここではただ物を保存するだけではなく、展示・教育にも力を入れていて物のまわりの技を残す、という視点があるそう。
これはやはり秋岡芳夫さんの考え方なのでしょうね。秋岡さんの活動(著書も多いそうですし、ネットで検索をかければぞろぞろ出てくる)をざっと見るとなるほどと思うのですが。ほかにそのとき聞いた話では、青森県大野村での活動というのもあります。
smtに活字があるのは半ばなりゆきとはいえ、(活版WSは行われてはいても)やはりただ漫然と抱えこんでしまっているような印象はあります。興味を持つ人はまだまだいるはずなのに。。
これからこの財産をどう生かすのか。もしかしたら活版印刷の技が消えてしまえば、これらは財産とはいえなくなるのかもしれない、という危機感が、いまあまり感じられないのが、残念なところです。(たとえば、鈴木さんや菊地さんといった活版印刷の技術を持っている方に甘えることのできない状況になったら、活版印刷研究会の活動はストップする?)
趣味の範囲で葉書を作ってもらうWSだけではなく、やはり活版印刷はメディアをつくるための技術だったわけですから、smt地下発の新聞をつくるとか、(それを街ネタとからめたり、)積極的に発信のための道具として使いつつ、技を習得し、できる部分はマニュアルに落として長く使えるような工夫をするといった、これからにつながるようなことを考えるべき、と思うのですが。。。
smt笹木さんが、電話やFAXで江川活字の済谷川さんに連絡をとろうと試みているのですが、
音信不通の状態が続いています。
状況がわからなくて心配なので、
今週、火曜あたりに庄子が直接出向いてみます。
なにか大変なことが起きていなければよいのですが。。。
今このweblogで問題があるのは
1. MacのIEだとMovableTypeのフォームの部分で日本語が文字化けしてしまう
2. FTPが使えない
3. 検索画面のレイアウトがくずれる
という点です。
記事を見たり、コメントを書き込んだり、という、通常の使い方をするぶんには、
とりあえずは支障はありません。
1. はMacのIEを使っていた庄子が記事を書けない、という問題があったのですが、
Netscapeでは文字化けしないことが判明したので、Netscapeを使うことでとりあえず解決、
斉田くんと哲さんのsmt復帰を待って、おいおい原因をさがしましょう。
2. は不便は不便ですが、通常の使い方をするぶんには支障はきたさないので、これも斉田くんと哲さん待ちですね。
3. はFTPが使えないと困る部分なので、2. の解決を待ちます。
一昨日からsmtのサーバーに移転しました。
検索画面のレイアウトがおかしくなっておりますが、
近日中になおしますので、御了承ください。
なお、庄子のMacでは、なぜか日本語が表示されなくなっています。
ほかの方のMacでも、もしかしたら同じことがおきているかもしれませんが、
これも近日中になんとかしますので御了承ください。
そのほか、不具合ありましたら、小さなことでもかまいませんので、
お知らせください。
6/26にデジタルアーカイブの参考例として、
松岡正剛さん監修・編集工学研究所制作の「岐阜窓庫」をあげましたが、
これを知り合いが作っていたことが判明しました。
(そんな気はしていたのですが)
岐阜県のオリベプロジェクトのうちのひとつです。
自治体のプロジェクトとして、どういう考え方進め方でつくっているのか、
今度詳しく話をきいてみたいです。