仙台開府四百年記念 総務省情報通信月間参加行事
インターネット博覧会仙台市パビリオン仙台学舎リアルイベント

グローバルシニアネットのつどい&国際電脳七夕祭り2001

はじめに

  仙台市ではパソコンボランティア活動を行っている市民団体、情報通信企業と共同で電脳仙台市民協働プロジェクトを組織し、政府主催のインターネット博覧会(通称インパク)に∪臑羈惻烹という名称でパソコンボランティア活動を支援するウェブサイトを公開しています。

 本日は仙台学舎のホームページでもご紹介している米国や日本各地でご活躍しておられるシニアパソコンボランティアの方々に、仙台市民の生涯学習の拠点であるせんだいメディアテークにおいでいただきました。

 午後6時からは電脳仙台七夕祭。長寿の島、沖縄のハイサイネットのみなさまとテレビ電話を使っておいしいお茶やお菓子をいただく電脳茶会を開催いたします。
 新しい情報通信技術を使った遠く離れた地域に住んでいる友人たちと顔の見えるネット交流をお楽しみください。

 運営に協力してくださいました、たくさんの市民ボランティアのみなさまに心からお礼もうしあげます。ありがとうございました。

 

グローバルシニアネットのつどい2001

8月6日(月曜日) 午後2時〜5時半    
会場 せんだいメディアテーク7階スタジオシアター

グローバルシニアネットのつどい2001
8月6日(月曜日) 午後2時〜5時半    
会場 せんだいメディアテーク7階スタジオシアター

1時半 開場
2時  開会

主催者挨拶
 野口 正一 電脳仙台市民協働プロジェクト委員長

 小西  敦 仙台市企画局長

来賓挨拶
 根本 典夫 総務省 東北総合通信局長

司会進行
 庄子 平弥 仙台シニアネットクラブ事務局長


野口 正一 
電脳仙台市民協働プロジェクト委員長

小西  敦
仙台市企画局長

根本 典夫
総務省 東北総合通信局長

庄子 平弥
仙台シニアネットクラブ事務局長

 

2時15分〜3時15分 【日米シニア対談】
高齢者こそインターネットの主役

ゲスト ドロシー・ミラーさん クナップ・トムバーリンさん


米国カリフォルニア州 サンタクルズから米国の高齢者パソコン共同体であるシニアネット創設時からの会員であり、カリフォルニア州サンタクルズのシニアパソコン学習センター理事のドロシー・ミラーさんとクナップ・トムバーリンさんをお迎えして、仙台シニアネットクラブ事務局長庄子さんとの楽しい対談。

ドロシーさんは、戦後日本滞在中に民芸研究をはじめられ、とりわけ日本の伝統的な織物や藍染めに注目。日本の織機を欧米に初めて紹介され、民芸評論の分野で著名な方です。浜田庄司(陶芸)平良敏子(芭蕉布)といった人間国宝の方々と親交を結んでこられました。現在もカナダやメキシコなどからドロシーさんのホームページを見た人たちの依頼により織物や民芸についての講演旅行を行っています。

トムさんは、ドロシーさんと地元の高齢者や障害者を支援するさまざまなボランティア活動に参加しています。かってNASAでは宇宙ロケットジュピターやサターンのプロジェクトに貢献しました。戦後は沖縄市泡瀬に滞在されたこともあります。
ドロシーさんはご主人の在宅介護をきっかけに、家庭内で孤立しがちな生活を変えたいと思ってシニアネットに参加しました。

ネット上の交流が心の支えにもなり、とりわけ日本の高齢者のパソコン通信愛好者たちとの交流は楽しかったそうです。

ドロシーさんは1997年末に仙台でシニアパソコン教室開設準備のために開催された、シニアネットのつどいで、「パソコンは高齢者のためにこそある。」と高齢者がパソコン利用技術を獲得する意義について講演しました。

3時30分〜5時30分 【パネルディスカッション
パソコンボランティア活動の現場から

日本の各地で活躍するシニアパソコンボランティアグループの代表者たちが一堂につどい、お互いの知識や経験を紹介しあい、各地のとっておきの観光情報なども紹介します。(音順)

  

■会津 豊齢研ITサロン会津 代表 長谷川 友仁さん


豊齢社会研究会は、いかに自分が心豊かに、そして実りある人生を過ごすかを仲間と肩の力を抜いて語り合う場にする会です。会員資格60才以上で現会員40数名。
パソコン教室はNTT会津若松支店の支援をうけ、会津アピオにて「わいわいがやがやパソコン・インターネット教室」を開催してこられました。


■金沢 シニアネット金沢 会員 谷川 せつ子さん 事務局 近藤 幸子さん


金沢のシニアネットは日本で最初のシニアネットです。1995年、ハワイでシニアネット会長のメリー・ファーロング博士(当時)やホノルル大学のシニアネットの方々と交流イベントを行いました。ドロシーさんと、翻訳ソフトを使って文通されたこともありました。

■京都 金曜サロン 代表 森田 信治さん 事務局 相根 美智さん


金曜サロンは、京都工芸繊維大学の吉田敦也先生(当時)の研究室が支援されて始まった日本初の高齢者のパソコン教室と高齢者の電子ネットワーク上の共同体運営を試みてこられた団体です。吉田先生は、1999年の仙台シニアネットクラブのつどいで講演してくださいました。

■さいたま 関東郵政パソコン友の会 副会長 山本 実さん


関東郵政局が60歳以上の市民を対象に行ったパソコン教室受講生97名で今年(2001年)発足した友の会。パソコンを楽しみながらシニアライフをエンジョイすることが目的です。山本さんはパソコンを宝の持ち腐れにしてはならじと、年賀状作りに挑戦してその便利さを実感されたそうです。

■仙台 仙台シニアネットクラブ代表 井桁 章さん


1998年に発足した仙台シニアネットクラブは高齢者が小学校などでボランテイア講師をするパソコンボランティア団体の草分け。仙台市内や周辺の郵便局、老人福祉センター、学校など公共施設やさまざまなイベントで活動をしてきました。独自マニュアルのキャラクター、熊爺は井桁さんがモデルです。

■徳島 NPO法人「シニアパワーネットワークとくしま」 理事 田上さん 中川 紀美子さん


高齢者を蘇らせるシニアパソコン教室は元徳島大学学長はじめ元教授達が熱心に取り組んでいます。介護保険法の実施を契機に行った徳島市の調査で高齢者約3万人は家に引きこもりがちで暇を持て余していることがわかりました。
「老人扱い」され、行政の ∩蔀嵎〇磽を受けることに違和感を持っている人が多いことがわかり高齢者の社会参加を支援するべく発足した活動です。

国際電脳仙台七夕祭
沖縄市ハイサイネットとのテレビ電話交流

8月6日(月曜日) 午後6時半
会場 せんだいメディアテーク1階 オープンスクエア内


国際電脳仙台七夕祭り
沖縄市ハイサイネットとのテレビ電話交流

午後6時半
  両市長挨拶 (仙台市の藤井黎市長と沖縄市の仲宗根正和市長出演)
  電脳茶会 仙台と沖縄をフェニックスワイドで結んで映像交流

  沖縄は小笠原流煎茶の会 仙台では沖縄の島茶の会。

沖縄の黒糖を使った和菓子をハイサイネット、伊達乃連、シニアネット金沢のご協力で創作していただきました。伊達乃連では仙台開府四百年を記念して修復が進む仙台城の石垣をモチーフにした菓子と仙台名物を黒糖味で作ってくださいました。

午後6時45分 閉会

沖縄市ハイサイネットは昨年発足した高齢者のパソコン教室受講生たちの集まりです。現職の沖縄市収入役であり、銘酒「泡盛」を戦後、復活させたニクブクの会会長である砂川正男氏が中心となって発足しました。
砂川氏は雑誌で仙台シニアネットクラブの活動を知り、沖縄でもこうした活動が必要と決心。地元企業の協力を受けて始めたシニアむけパソコン教室は大人気です。
理事長の山本厚さんは台湾生まれの台湾育ち。戦後はプロの演奏家、作曲家として活躍されました。

沖縄市は沖縄県中部にあり、25カ国という多くの国出身の市民が暮らす国際色豊かな街です。 旧盆明けに行われる全島エイサー(2001年は9月8,9日)は沖縄市運動公園に20万人が集い、太鼓を叩きながら街を踊り練り歩く勇壮な祭が行われます。

 


★仙台会場
 
せんだいメディアテーク 映像交流:沖縄会場 沖縄市テレワークセンター

★主  催 
 電脳仙台市民協働プロジェクト 仙台市 仙台市教育委員会 東北情報通信懇談会

★協  賛 
 (財)電気通信普及財団

★協  力 
 沖縄市ハイサイネット 沖縄市 仙台シニアネットクラブ 情報のあんこ 伊達乃連
 セクレタリアット 電子情報通信学会ICS研究会 (協)みやぎマルチメディア・マジック

★技術協力 
 NTT東日本(株)宮城支店 NTT西日本(株)沖縄支店 針生印刷(株)



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