『せんだいデザインリーグ』は年に一度、都市・建築デザインのプロを目指す全国の学生の卒業設計を一堂に集める展覧会です。展示期間中には多数の応募作品の中から日本一を決定する“卒業設計日本一決定戦”も行われます。4回目となる2005年度は、審査委員長に早稲田大学教授の石山修武氏、審査員に一線級の建築家を迎え、一般の市民の方々に広く開かれた場で白熱した討論の中、優秀作が選定される過程をご覧いただく事ができます。
この展覧会は、全国の学生の登竜門としてだけではなく、社会や都市に関心を持つ市民の感性を刺激し、社会や都市を変えていく糧になっていくものでもあります。
卒業設計展は、日本各地で行われていますが、『せんだいデザインリーグ』は参加大学・参加者数において他の設計展を圧倒する日本一のコンテストです。
一昨年度、昨年度に行われた『せんだいデザインリーグ2003』、『せんだいデザインリーグ2004』では、それぞれ来場者数が2000人を超え、様々な人々の交流が生まれ、全国紙その他メディアによりその様子が広く全国に発信されました。デザインリーグ開催期間中、ハイライトである“卒業設計日本一決定戦”は、大きな関心を集め建築デザインの『甲子園』とも呼ぶにふさわしい状況となっています。
設計を志す学生の卒業設計は建築関係のみならず、街を行き交う多くの人々にも分かりやすくプレゼンテーションされておりデザインの重要性を広く伝えています。運営に関しては仙台、山形にある大学の建築学科に籍をおく学生が主体になり、公共施設、地域企業、大学のOBのバックアップなどの体制のもとに、地域社会・学生の相互の関わりの中で進められる点が特色です。
せんだいデザインリーグは、建築とその周辺分野においてクオリティの高いものを様々な場に提示することにより、多くの人々に都市や建築について考えていただいたり、交流の機会を創り出すことを実践しています。
上記の『卒業設計日本一決定戦』の他、様々な活動やイベントを展開しています。