せんだいデザインリーグについて

『せんだいデザインリーグ』は、都市・建築デザインのプロを目指す全国の学生の卒業設計を一同に集める展覧会です。
全出展作品の中で競われる“卒業設計日本一決定戦”は、企画イベントでもあります。
審査員は、審査委員長の藤森照信氏をはじめ世界的にも注目されている一線級の建築家を審査員に迎え、一般の市民の方々に広く開かれた場で、都市や建築の現在をめぐる白熱した議論が展開されます。
この企画は、単に全国の学生の登竜門としてだけではなく、社会や都市に関心を持った市民のクリエイティブな感性を刺激し、社会や都市を変えていく糧になっていくものでもあります。

この企画の独自性と公共性

卒業設計展は、日本全国で行われていますが、『せんだいデザインリーグ』は参加大学・参加者数で他を圧倒する日本一のコンテストです。
昨年度行われた『せんだいデザインリーグ2005』では、来場者数3000人を超え、様々な人々の交流が生まれ、全国紙その他メディアによりその状況が広く全国に発信されました。
特に“卒業設計日本一決定戦”は、大きな関心を集め建築デザインの『甲子園』とも呼ぶにふさわしい状況となっています。
また、こうした議論は建築関係のみならず、街を行き交う多くの人々にも分かりやすくプレゼンテーションされており都市のデザインの重要性を広く伝えています。
さらに、学生が主体になり、公共施設と地域企業や大学のOBのバックアップ体制のもとに、地域社会・学生の相互の関わりの中で着実に企画・運営されていることも特色です。

活動目的

せんだいデザインリーグは、建築やデザインなどの質の高いものを全国に発信し、一般の人々と都市や建築を考えるうえでの、糧となることを目的とした活動です。