いかないで待ってあたし

学校の舞台の授業は佳境。今年、時間は矢のように過ぎてしまった。本番の2月20日に向けて、レバノンの舞台、がんばり中です。あもう、ホント追いつめられてる。

ところであっという間ですね、仙台。もう終わってしまう。展覧会はいつもこう。あっという間に更地になる。(舞台のあっけなさと比べるといくらかマシだけど)

展覧会について、知人/友人からいろんなメールをもらっています。新聞にもいろいろ載りました。朝日の大西さんが、「当初あざとさも感じたが・・・」と 書いてましたが、これまったく同感で、「見えない人が美術展の案内をする」というヘッドラインだけで想像する限りでは、どう考えてもあざとい。裏かいて 喜んでる愉快犯、のような印象があると思うのですが。

でも、実際に体験してみると、そんなわけではなさそうです。そんなにわかりやすいものではなく、もっともっと「奇妙な体験」として体に刻まれてるよう な。これをどう説明したらいいか、もちょっと時間かかりそうなのですが。

アテンド(ツアーガイド)には「好きなようにやってください」と、一部の演出を除いてほぼ丸投げしているので、アテンドによって話す内容はまるで違う し、その日の気分によっても違うし、飽きてきたらまた違うことを話すだろうし。また、これが一番大きいと思うけど、参加してる客によってずいぶん変わる。だから、「固定した展覧会の印象」というのが、ないのです。

山口から来てくれた山城君は、ツアーの間、終止笑いっぱなしでしたと。アテンドの山川さんと盛り上がってしまって、終わったあとも一緒にツアーで回ったメンバー(たまたま一緒だった8人)と山川さんで長々と話しこんで、その後牛タンまで食べにいったのだと。そんな事態を誰が予想したか?

つまりわからんのですよ。客がどう思ったのかが。
いない間にどんどん勝手に転がっていってるようで、現場にいないのがホント口惜しいです。でも、アテンドの皆さんは、どんどん「素」を出してきてるんじゃないか、と想像しています。楽しむ方法を見つけたというか。
そうだとしたらシメシメ。

僕はもうすぐ搬出に行きます。どこから手をつけようか。誰か作品ほしい人いないかなー
捨てる以外行き場所ないものも結構あって、もらってくれる人いたらいいんだけど。

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