勘違いも作品に?!!

 「感じたままをお客さんに伝えてほしい!」
それが高嶺さんから伝えられたこのツアー形式展覧会の説明でした。
 では、むしろ、一つ一つの作品が何を意味しているのか作成者からは聞かず、最初に触れた瞬間に感じた事を印象としてお客様に伝えて行こうと決めました。
それが、勘違いでも、まったく異質な物でも印象は印象。
ただし、なんども繰り返し作品に触れているうちに何であるか、どんな特徴があるのかがわかって来ました。わかってしまいました?
作品に触れた瞬間の気持ちを大事に伝えたい、そう思っていますが、何であるか知ってしまったいじょう、その固定概念にとらわれ、なんともいえないもどかしさを抱えながら、すでに1週間…。
結局、お客様が視覚的にとらえた印象と手で触れてとらえた印象とを比べてもらいながら、私自身はこう感じたなどと対話をしながら楽しくやらせていただいています。
 印象と言っても、それをうまく言葉にできない方、思った事を言葉にしようとして、さらに広い視野から話を始める方…。
 まいにちお客様との対話を楽しみにしながら、会場へ足を運んでおります。
残り少ないアテンドの業務ですが、ゆっくり味わいながら最後までやらせていただきたいと思っています。
(加藤)

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