それからこんなのを見つけました。
http://www.spacetimedesigns.org/
これぐらいの手法を使えれば、
案外江川さんの空間の記述はできそうという気がします。
ブレストの時にお話した、マンハッタンの摩天楼と、マンハッタンという都市の様々な情報のレイヤーとのダイナミックな関係性をflashコンテンツに落とし込んだ素敵なサイトです。
(訳がへんですが御容赦を。)
http://www.skyscraper.org/timeformations/intro.html
目次はこんな感じです
Timeformations
Transparent New York
Downtown New York
Midtown New york
Manhattan Timetable
Perspectival Fly-through
森ビルのMID-TOKYO MAPSよりちょっと早くできてるのね。
きっとお手本にしたことでしょう。
地図や路線図好きにはたまらない感じです。
ちなみに地図関係では、
最近出た本で、(…と思ったら出たのは今年3月で7月に第二版が発行されたということらしいです)
神戸芸術工科大学大学院の出版で
『神戸芸術工科大学大学院プログラムデザイン・プロジェクト トーキング・マップ/変形地図』
『神戸芸術工科大学大学院プログラムデザイン論 インタラクション・デザイン・ノート』
(smtナディッフでも売ってました。¥800ナリ)
というのがあって、(まだ斜読みですが)いろいろ事例がでているので、参考になりそうなものがあったら書き込みます。
smtも大きく載っかっています。『トーキング・マップ』の方に「レゴ触地図ワークショップ」、『インタラクション・デザイン・ノート』にはコンセプトが(でもコンセプトブックの範囲をこえる話はあまりでていない)。
6/26にデジタルアーカイブの参考例として、
松岡正剛さん監修・編集工学研究所制作の「岐阜窓庫」をあげましたが、
これを知り合いが作っていたことが判明しました。
(そんな気はしていたのですが)
岐阜県のオリベプロジェクトのうちのひとつです。
自治体のプロジェクトとして、どういう考え方進め方でつくっているのか、
今度詳しく話をきいてみたいです。
デジタルアーカイブ、流行り言葉になっている裏には、
(というか実際裏でもなんでもありませんが、)
総務省が旗振り役をやっているデジタル・ミュージアム構想というものがあります。
http://www.digital-museum.gr.jp/outline/talk.html 参照
デジタルアーカイブ推進協議会
地域文化デジタル化推進協議会
マルチメディア研究センター
東北インテリジェント・コスモス構想推進協議会
京都デジタルアーカイブ研究センター
…いろいろあげていくつもりだったのですが、
京都デジタルアーカイブ研究センターのリンク集がわりに充実しているので、
プラス、地域文化デジタル化推進協議会のリンク集をみておけばいいかな、と思い、列挙するのはやめます。
http://www.izix.com/pro/lightweight/contactmap.php
(下にスクロールして図版をみてください。)
先ほど見つけたばかりです。
暇があったら内容ちゃんと訳してみます。
ハコダテ スローマップHP
http://www.slowmap.org/index.shtml
ハコダテ スローマップ ウェブ版
http://www.slowmap.org/map/
smtのスタジオ・トークセッションのコーディネーター渡辺保史さんがこのプロジェクトのメンバーになっています。
方法論、インターフェイスのデザイン、協力してくれる人の集めかた、、
参考になること多そうです。
デジタル・アーカイブ化という事業には、
一般にどのような期待がもたれているのでしょうか。
JDAA(デジタルアーカイブ推進協議会)HPでは、
次のような説明がされています。
(デジタルアーカイブ構想/社会的背景をお読みください。)
http://www.jdaa.gr.jp/prj/prj.htm
1. は既にある文化財を新しいメディア、新しいテクノロジーを使って(具体的にはWWW上で)どうこうしよう、という話、
2. はデジタルアーカイブ化そのものが地域のリソースの掘り起こしの手段であるという話、また地域の広報の手段であるという話、
3. はビジネスになりますよ、という話、
と短く(いくぶん勝手な解釈で)まとめることもできます。
(なんとなく、これは送り手側の期待なのではないか、
という気がしないでもないのですが、それはそれとして、)
上を参考に今回のプロジェクトについて考えてみたいと思います。
今回のプロジェクトはもともとは 1. 的な発想からスタートしたものですが、
(江川活字製造所が閉店してしまう、東北から活字屋さんが消えてしまう、
何とかしてここの鋳造機や活字を残したい…)
プロジェクトを進めていくスタンスとしては、2. がいいだろうと考えています。
つまり、
街の活字鋳造・販売所を活字研究といった文脈で考えて、
ここが貴重な場所だから何らかの手段で保存するんだ、
ということではなく、
仙台という街の中で(あるいは東北というくくりのなかで)
活字屋さんはどういった役割をはたしていたのか、
江川活字製造所を記録することで、仙台の街をみてみようという。。
具体的には、
江川活字製造所は以前は東京の江川活版製造所の支店だったのですが、
終戦の年に江川活字製造所として新規開店し、
戦後の仙台の復興から、宮城県沖地震という大きな事件を経て、
現在にいたっているので、
江川活字製造所の歴史を記述するということは、
そのとき街はどうだったのか、ということを記述することに
重なってくると思うのです。
=地域のリソースの掘り起こし、、ですね。