September 08, 2003

文字に関する新情報

8/25に原田さんからいただいたメールを転載します。(了承はいただいています。)


こんばんは、原田です

今日、仙台にて書道の分野でご活躍されている
はせべらんけい先生 のご自宅におじゃましてきました

はせべ先生は筆文字と紙というありきたりの書法にこだわらず、
石や木などの素材に文字を彫るなどいろいろな手法を模索しており
あまり偏ったものも見方ではなく、
私なんかから言わせれば「現代美術」的な要素をもっている方です
個展なんかも定期的に開催されています

それで、結論から話ますが、
はせべ先生の師匠であった 長谷川りゅうほう先生の遺品を
(というよりも、単純に譲りうけたものでしょうか、、)
拝見してきたのですが、、、、
これがすごいんです!!

ガリ版という手法になるのでしょうか
ちょっと私も勉強不足でなんともいえないのですが、
昭和初期に1万5千円した本、限定版楷書辞書、1点もの
大正時代の雑誌(これがA2ぐらいのサイズで和とじなんです)
まったくすばらしく美しいものがそのへんにごろごろと
置いてありまして、、、

活字とはまた違った視点なんですが、
仙台・文字・印刷 などのキーワードにつながる
これこそ掘り起こしてアーカイブするべき品々だと思います

はせべ先生も「値打ちのあるものだとわかっていながら
(人に言われていながら)きっかけがなくて、、」と
お話されていました

実はちょっとsmtの活版や文字展、江川活字アーカイブの
話をさわりだけしてまして、
機会があったら皆さんで訪問、物色などしたいと思っています
いかがでしょう、、、


-----原田紀子

Posted by wadm at September 8, 2003 12:40 AM
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