August 18, 2003

越後妻有アートトリエンナーレ

越後妻有アートトリエンナーレにいってきました。

アートがのびやかに息づく現場を久しぶりに見て、すがすがしい気持ちです。
過疎に向かいつつある越後妻有の農村地帯に人を呼び込むためのこのイベントですが、
アート作品が入りこむことで、初めて行くけど見たことがある気がする日本の農村の風景が見事に異化されていました。
…というと主役がアートだったような印象を受けるかと思いますが、
実は主役は前から地元にあった風景や文化や人で、アートは脇役で。
(もちろん風景や文化や人を生かしきるだけの作品の力があってこそ。)

何かと何かを感覚的に繋いで結果的にそれについて深く考えさせてしまうところがアートの優れたところ、と思ってます。
思ってもみなかった思考回路がばしっと開いてしまうような衝撃。

このようなものを見ると単純な私はあの素敵な江川活字製造所の空間をアーティストはどのように料理するだろうか、、と考えてしまうのですが、いかがでしょう? 江川活字製造所を体感してもらう入口として。夢を見過ぎでしょうか。。

Posted by wadm at August 18, 2003 01:57 AM
コメント

うーん。僕なら活字ががしょがしょ動く、
タイプライターとは違ったインターフェースの
文字ロボをつくります(笑)

Posted by: kaz at August 23, 2003 01:06 AM

こんにちは、はらだです 初コメントです

28日にハウスレクチャーin卸町にいってきました
ゲストの手塚さん夫婦は妻有の拠点施設
「森の学校」キョロロを設計した方たちです

実際は屋根の家の話がメインになったのですが、ああいうパブリックな空間に身を置くことで住む人の生活もシンプルになるんだなあと思いました

もちろん、空間とか建物とかがすべてではなく
重要なのはソフト面だと思うのですが、
それに影響を与えるハードの力というか、相互作用のようなものを改めて感じました

そういう意味ではキョロロも、といえるんでしょうか、、、 
もちろん一番は、妻有という場所の特異性があるからなんでしょうね
そういう背景にあるものを生かした、ワークショップができると一番いいなあと思っています

お二人とも、さらりとしたユーモアがあって、
とても気持ちのよいレクチャーでした

Posted by: noriko at August 31, 2003 12:27 PM

関連する新聞記事あります。
(なぜか北海道新聞)
こんどお渡ししますね。北川フラムさんのインタビュー記事。

Posted by: kazy at September 6, 2003 09:29 AM

9/6号の週刊ダイヤモンドを読んでいましたら、
(なぜそんな雑誌を読んでいるのかは、気にしないでください)
読者からの投稿欄にこんなことが載っていました。

「八月二三日号の特集「地方公務員の税金天国」を読んで無性に腹が立った。とりわけ、新潟県十日町市をはじめとする一市四町村のケースはひどい。」

どうやらダイヤモンドの八月二三日号の特集でこの地域が取り上げられたようで、この一市四町村が合併協議を進めており、合併を前にそれぞれの自治体が貯金をばらまくという話になっているらしい、です。駆け込み公共事業で。

あの事業そのものはすごく面白くて感動的でしたが、
山奥にぼこぼこ公共建築ができているところはどうかな、
と思っていたところでした。

雑誌の話で真偽はさだかではありませんが。。。
大きなお金が動くところにはそんな裏事情もあったりして。
今はこのプロジェクトで、わずかではありますがお金を使い始めてるわけなので、そのへん気を引き締めてかからねばなりませんね、と思いました。

Posted by: shoji at September 6, 2003 03:13 PM