http://www.dnp.co.jp/artscape/knowledge/it/0306/kageyama.html
あたりまえのことですが、
何を目的として「アーカイブ」づくりをしているかによって、
また「アーカイブ」づくりをしている機関の性格によって
「アーカイブ」という言葉の使われ方もさまざま。。
カタカナ語ってこういうとこ便利ですね。
なんか新しいことやってそうな気になれるし(笑)
(デジタルアーカイブ、流行り言葉だから。)
こういうところ、アート、なんていう言葉の使われ方とよく似ています。
でも、実際はすごく基本的なことやっているだけなのですが。
収集・保存、という概念は大昔からあって、
どの機関が(そしてコレクターという名の個人が)、
何をどのように収集・保存するのか(あるいはしないのか)、というのは、
いまにはじまった話ではありませんからね。
ただ、デジタルアーカイブを考えるとき、
従来型のアーカイブをデジタルに置換えるうまいやり方の構築と、
その際の付加価値は、という話になってしまうとちょっと、つまらない。
個人的にはそれだけではなく、
今までの収集・保存に対する考え方そのものに、ずばずば切り込んでいくような、
仕組みとか、企画とか、面白いと思っています。
貴重品を一ケ所にかこっておくという場合、
そもそも貴重品て誰がどう決めるの?とか、
なぜかこっておこうとするの?とか、
みんながありがたがって博物館とか美術館とかにそれを見にぞろぞろ出かけていくってどういうことなの?とか。